早いもので大学院に入って、2ヶ月が経ちました。大学院では春前後期と秋前期に分かれる4期制になっていて、ちょうど先週、春前期が終わりました。ブログを始めたときは、仕事と勉強について定期的に書こうと考えていたのですが、2ヶ月間書くことができない状態でした…。

大学院での勉強と仕事の両立がむずかしく、余裕がまったくない状態でした。このブログを始めた理由はそもそも、大学院の卒業体験談とかはあるけど、社会人大学院生の生活ぶりを知ることができるものがなく、だったら自分で書いてみればいいじゃないか!と、考えたのですが、ブログなんて書いている暇はないです。本当にそこはやってみて感じました。

日本のMBAは海外のMBAと比べたら簡単だという意見もありますが、仕事をしながら大学院に通うってかなりハードです。私は自分で会社を経営しているので、まだ時間を自由に使える身ですが、会社員で大学院にこられている方はスケジュール管理は相当しんどいだろうなという思います。

というような大変だ、しんどいという感想を持ちつつも、それに見合って得るものもあったので、今回は大学院に2ヶ月通って得たことを紹介します。

考えるときの視点が増えて、多角的に物事をみることができるようになった

今回、私が大学院の春前期に取った授業は下記の3つです。

  • マーケティング
  • 中小企業コンサルティング
  • ビジネス経済学

マーケティングと中小企業コンサルティングは今の仕事に役立てることができればいいなと考えて受講し、ビジネス経済学は経済のことがからっきしわからなかったので、勉強してみようという気持ちで受講をしました。目的意識を強く持って受けたというよりも、仕事に役立ちそうだなという簡単な気持ちで選びました。

授業を受けてみて感じたことは、自分が独学で学んできたマーケティング分野は抜け漏れがかなりあり、とても偏った考えだったということです。仕事をする上では特に必要だとは思っていなかったことも授業の一環で学ぶ必要があり、これが意外と役に立つ場面が多くありました。

私の仕事はネット広告分野なので、ネット広告に関連することばかり覚えてきましたが、マス広告やブランディング、ファイナンス分野などを学ぶことで、今まで考えもしなかった視点で物事を見ることができるようになりました。

今までは勉強をする必要がないと考えていたのは、単純に学ぶ必要性を感じなかっただけです。学ばなくてもネット広告の仕事はできますが、学ぶことでより別の視点でネット広告の仕事を見ることができるようになり、今までよりも深く考えることができるようになりました。

例えるなら、料理で焼くことしか知らなかった人間が、「煮る」ことや「蒸す」という料理法を覚えたことで、料理の幅が広がったようなイメージです。

スケジュール管理を強く意識するようになった

自分で仕事をしているので比較的自由に時間を使うことができるため、ついついスケジュール管理が甘くなりがちでしたが、毎週、課題を提出する必要があるため、嫌でもスケジュール管理をしっかりしないと課題がこなせなくなるという状況になりました。

仕事だと調整をすることができますが、毎週、前提知識がない分野の課題を毎週こなさいといけないため、事前に勉強する時間を確保する必要があり、そのために他のことをどれだけ効率よく時間を作っていくのか?ということが一つの課題になりました。2ヶ月経って、ようやく形にはなりつつあるという状態ですが、スケジュール管理を意識するようになってから、今までよりも質がいい仕事ができるようになってきたなと感じています。

もっと早く、勉強をしておけばよかったという後悔と楽しさ

間もなく春後期がはじまるわけなのですが、大学院に入ってから今まででは考えなかったことを考えるようになり、自分のこれからについて深く考えるようになりました。人生100年時代とはいわれていますが、100年間元気に過ごせることはなく、人生の前半で積み重ねたものが人生の後半の生き方を決めるといっても過言ではありません。

自分が30代半ばで大学院を選んだのも、勉強をしたいという気持ちを後回しにすることで、人生の後半になってからいったときにもっと早く勉強しておけばよかったという後悔をなくしたかったというのもあります。正直、今、大学院で勉強をしていますが、もっと早く勉強をしておけばよかったと後悔している部分もあります。

  • 学生の頃からもっと勉強をしておけばよかった
  • 高校卒業してから学校に行って勉強をしておけばよかった
  • 社会人になってから学校に行って勉強をしておけばよかった
  • 結婚する前に学校に行って勉強をしておけばよかった

と何度ももっと早く勉強しておけばよかった!!

と、考えます。というのも、勉強をすればするほどに自分を変えていくことができますし、知らないことを知るというのは、とても楽しいです。他人と比較することもなく、自分が何を学びたいのかを突き詰めることができます。特定の分野で専門的な知識を学んだからこそ、他の分野を勉強することの楽しさやすごさを実感できます。

ただ、もっと早く勉強をしておけばよかったと後悔をしている部分もありながら、いまこうやって勉強できていることの喜びや楽しさは後悔をふっとばしてくれます。春後期で授業が再開されれば、またしんどい毎日が続きますが、勉強をどんどんして、得られるものをひとつでも増やしていきたいのでしっかり頑張ります。